書誌事項
- タイトル別名
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- Activating "Face-to-Face Promotive Interaction" in Cooperative Learning : Technology-Supported Externalization of Student Thinking
- キョウドウ ガクシュウ ニ オケル タイメンテキ セッキョクテキ ソウゴ サヨウ ノ カッセイカ テクノロジ オ リヨウシタ シコウ ノ ガイカ ニ チャクモクシテ
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抄録
<p>本研究の目的は,ジョンソンら(1998) の提唱する協同学習の基本的構成要素の一つである対面的―積極的相互作用の活性化について,「テクノロジを利用した思考の外化」が有効な手立てであることを明らかにすることであった。第一に,対面的一積極的相互作用の活性化に有効な手立てについて理論的に解明する作業として,理科教育学および隣接学問分野における学習者の相互作用支援に関する先行研究を検討した。その結果,テクノロジを利用した思考の外化が対面的―積極的相互作用を活性化するための有効な手立てになりうる,という仮説的な着想を理論的に導き出すことができた。第二に,こうした仮説的な着想を検証するために, コンセプトマップをデジタル化したソフトウェア「あんどう君」に着目し,中学校3年生の「運動とエネルギー」の単元において,3学級120 名を対象に,ジョンソンらの5つの基本的構成要素と「テクノロジを利用した思考の外化」との両方を取り入れた授業を実施した。授業のビデオ記録に基づくエピソード分析の結果および生徒の主観的評価の分析の結果,協同学習における「あんどう君」の使用が対面的―積極的相互作用を活性化するのに有効であったことがわかった。この結果は,本研究の仮説的な着想を実証的に支持するものであった。</p>
収録刊行物
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- 理科教育学研究
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理科教育学研究 48 (1), 35-49, 2007-07-31
一般社団法人 日本理科教育学会
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詳細情報
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- CRID
- 1390011097092476672
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- NII論文ID
- 110006884602
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- NII書誌ID
- AA11406090
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- ISSN
- 2187509X
- 13452614
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- NDL書誌ID
- 8913303
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可