日本伝統スポーツの文化資源化に関する人類学的研究
研究課題情報
- 体系的番号
- JP18K10833
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 18K10833
- 研究種目
- 基盤研究(C)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分59020:スポーツ科学関連
- 研究機関
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- 広島大学
- 研究期間 (年度)
- 2018-04-01 〜 2023-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 4,290,000 円 (直接経費: 3,300,000 円 間接経費: 990,000 円)
研究概要
本研究は、伝統スポーツが地域社会の文化資源となるための課題について、担い手の視点から多角的に検討を行った。特に伝統スポーツを観光化したり、あるいは、文化遺産化する際に考慮すべき点として、担い手の主体性について検討を行った。伝統スポーツが単に観光資源になるだけでなく、地域の伝統文化であり続けるためには、担い手たち自身による伝統スポーツの再文脈化やスポーツ化といった変化が重要であることが示唆された。
今日の文化遺産ブームが象徴するよう、行政主導の文化資源化が日本の伝統スポーツに対しても影響を持ち出している。こうした中、本研究は政策論的な視点からではなく、あくまで文化論的な視点に立ち、伝統スポーツの担い手の視点からその課題や問題点をあぶり出そうと試みた。そうすることで、伝統スポーツを単なる観光資源ではなく地域の伝統文化としても継承し続けていくための新たな視点を提供することができた。