液体や高温で溶けたガラス・金属などの流動性は、製造プロセスの効率や品質に大きく影響する。従来、粘度を制御するには特別な添加剤を加える方法が一般的であったが、添加剤に依存しない持続可能な制御技術の確立が求められている。本研究では、電子レンジに使われるマイクロ波のエネルギーを利用して、液体内部の分子構造を変化させ、粘度を制御する手法の開発を目指す。特に、粘度を決定する分子の集まり:流動単位に直接作用し、それをほどくことで流動性を向上させる新しい物理的手法に挑戦する。マイクロ波による非接触・無添加の粘度制御が実現すれば、省エネルギーかつ資源を有効に活用する次世代のものづくり基盤技術として期待される。