トリフルオロメチル基を有するエキサイプレックス材料を用いた高性能OLEDの開発

研究課題情報

体系的番号
JP25K18088 (JGN)
助成事業
科学研究費助成事業
資金配分機関情報
日本学術振興会(JSPS)

科研費情報

研究課題/領域番号
25K18088
研究種目
若手研究
配分区分
  • 基金
審査区分/研究分野
  • 小区分35030:有機機能材料関連
研究機関
  • 九州大学
研究期間 (年度)
2025-04-01 〜 2028-03-31
研究課題ステータス
交付
配分額*注記
4,810,000 円 (直接経費: 3,700,000 円 間接経費: 1,110,000 円)

研究概要

本研究では、CF3基を導入したCzTRZ誘導体をアクセプターとして用いた分子間エキサイプレックス系をOLEDの発光層に採用することで、従来のOLED素子性能に低消費電力化、高輝度化、高耐久性を付与させる。本研究で開発するCzTRZ誘導体は分子全体にCF3基を導入しているため、HOMOとLUMO準位が従来のCzTRZ誘導体と比べて低くなる。そのため、CF3基を導入したCzTRZ誘導体を電子輸送層に用いることで、電子移動度の向上だけでなく、正孔の金属電極への流入を防ぐことができる。この分子設計により、小さな駆動電圧(3V以下)においても高輝度かつ高耐久性を併せもつ理想的な素子を実現できる。

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