本研究は、「都市-室内-呼吸器の多重階層を統合した花粉飛散予測と曝露リスク評価モデルの開発」を目的とする。スギ花粉の飛散と空気中濃度を(i)都市、(ii)室内、(iii)人体の各スケールで予測し、曝露防御策を提案する。具体的には、(1)WRFにより花粉の都市部への輸送を再現し、(2)CFDと統合して都市低層の花粉濃度や建物侵入率を評価する。さらに、(3)数値人体モデルを用いて吸入・眼球曝露量を推定し、(4)曝露量に基づく花粉症発症リスクモデルを構築する。最終的に、マスクや眼鏡の防御性能評価、室内空気清浄装置の最適配置を検討する。