本研究では、d3金属であるCr(III)およびMo(III)錯体の合成を軸に、ピロール・ピリジン含有の三座・六座配位子の設計・合成から、多核化・超分子化までを統合的に展開し、dーd遷移を活用した高効率近赤外発光材料の創製を目指す。キラリティ導入による円偏光発光(CPL)機能の付与や、一重項酸素生成能や酸化還元反応を含む光触媒活性の評価も実施する。加えて、フェムト秒過渡吸収分光と量子化学計算により励起ダイナミクスと発光機構を解明する。国内外の研究者との共同研究も積極的に推進し、物理科学、生命科学、医療分野への応用開拓を推進する。