本研究は、人の表情と視線を日常的に同時計測できる眼鏡型ウェアラブル装置を開発し、行動の背後にある心の状態を推定する技術基盤を構築する。小型の光センサによる表情計測と小型カメラによる視線計測を一つの装置に統合し、両者の相補的な情報を活用することで、表情認識と視線推定の精度向上を図る。さらに、組み合わせた情報を用いた機械学習により、集中やストレスなどの認知状態を高精度に推定する手法を確立する。加えて、笑いの自然さや社会的意味の理解にも展開し、教育・支援・対話に活用できる人間理解技術の基盤創出を目指す。