骨格筋発達の統合的理解を目指す異種細胞間コミュニケーション機構の全容解明
研究課題情報
- 体系的番号
- JP16H02585 (JGN)
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
科研費情報
- 研究課題/領域番号
- 16H02585
- 研究種目
- 基盤研究(A)
- 配分区分
-
- 補助金
- 審査区分/研究分野
-
- 生物系 > 農学 > 動物生命科学 > 動物生産科学
- 研究機関
-
- 北海道大学
- 研究期間 (年度)
- 2016-04-01 〜 2019-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 40,560,000 円 (直接経費: 31,200,000 円 間接経費: 9,360,000 円)
研究概要
筋肥大と脂肪蓄積の制御機構を解明するため、骨格筋内の異種細胞間コミュニケーション機構を追究した。1.筋細胞および脂肪細胞が分泌するエクソソームが異種細胞へ取り込まれ、エクソソームを取り込んだ細胞の遺伝子発現に影響を及ぼすことを実証した。2.脂肪細胞は筋細胞におけるIL-6の発現および分泌を誘導することで、分化を抑制するとともに筋萎縮を促進していることを明らかにした。3. 筋再生時にAPOBEC2は、分化した衛星細胞が融合し筋管を形成するパスウェイを抑制しセルフリニューアルを促進することを明らかにした。4. TGF-b1は、筋再生や脂肪形成の初期段階で強力に抑制効果を発揮することが明らかにした。
家畜骨格筋における筋肥大(赤肉生産)と筋肉内脂肪蓄積(霜降り肉生産)の制御機構について、骨格筋内の細胞群(筋細胞、脂肪細胞、神経細胞およびマクロファージ)とコミュニケーションの場である細胞外マトリックスに着目し、分泌性生理活性因子およびエクソソーム(細胞間でタンパク質およびmicroRNA を運搬する小胞)を介した異種細胞間のローカルなコミュニケーションとその制御機構を解明する。これにより、肉用家畜生産における肉量・肉質制御技術開発のための細胞分子基盤を確立する。