膜融合には、Rab蛋白質が関与する係留(tethering)複合体による膜係留が必要であると考えられている。しかし、p97/p47経路における膜係留は不明のままであった。幸いにこの程我々は、p97/p47経路においては、p97/p47自身が、ゴルジ膜上のFTCDと係留複合体形成し、ゴルジ体膜を係留することを見いだした(EMBO J, 2021)。 本研究では、先ず膜係留複合体FTCD-p97/p47-FTCDの制御機序を解明する。次にFTCD受容体を単離して、膜係留の特異性に働くRab蛋白質の同定、ならびに膜係留複合体とSNAREの間の相互作用を明らかにする。