分布型降雨流出モデルにおけるパラメータの不確実性の定量化

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タイトル別名
  • Quantification of Parameter Uncertainty in Distributed Rainfall-Runoff Modeling

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抄録

一般的に水文モデルには直接計測することのできないモデルパラメータが含まれ,それらの値は過去の水文データに適合するように決定される。これまで数十年に渡って,モデルパラメータの自動推定に関する研究が多数なされてきたが,それらの手法はパラメータ推定に伴う不確かを考慮できないという欠点を有する。本研究では,分布型降雨流出モデルKsedgeFC2Dのモデルパラメータ推定について,パラメータ推定の不確かさとその河川流量予測への影響を,上椎葉流域(211㎢)を対象に分析する。パラメータの不確かさが予測値にどのように伝達するかを分析するために,Shuffled Complex Evolution Metropolis アルゴリズム(SCEM-UA)を採用した。SCEM-UAを用いることにより,効率的にモデルパラメータの事後分布が得られることがわかった。また,SCEM-UAによって求められたパラメータの値と3つの異なる目的関数を設定したSCE-UA法によって得た値とを比較し,SCEM-UAの適用性を検討した。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1050001201691839360
  • NII書誌ID
    AN00027784
  • ISSN
    0386412X
  • HANDLE
    2433/73350
  • 本文言語コード
    en
  • 資料種別
    departmental bulletin paper
  • データソース種別
    • IRDB

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