1. 群集の言説史と新たな抗議運動 : ペーター・スローターダイクは、2000年に出版された小著『群集の侮蔑』(Die Verachtung der Massen)のなかで、ヘーゲルの『法の哲学』(1822年)の一節を参照しながら、群集という主題が近代社会に固有の「文化闘争」と結びついていたことを指摘している。……
表現文化 10 41-65, 2017-03
大阪市立大学文学研究科表現文化学教室