小学校児童における「生きる力」と学校生活満足度についての因果関係

書誌事項

タイトル別名
  • Causal Relationship between "Skills Necessary for Daily Lifes" and Satisfaction of School Lifes in Elementary School Children
  • ショウガッコウ ジドウ ニオケル イキル チカラ ト ガッコウ セイカツ マンゾクド ニツイテ ノ インガ カンケイ

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説明

本研究は,中央教育審議会によって21世紀型学力のキーワードとして示された「生きる力」の教育が,子ども達にとって生きていることを実感できる学校生活の場において,生きて働く力となっているのかの解明を目的に,仮説【小学校期に培われる「生きる力」は,子ども達の学校生活満足度(QOL)を促進させる】を設定し,小学校5,6年生868名を対象に,両者の因果関係及びその生成構造について共分散構造分析法を用い解明した. 因果分析の結果,「生きる力」がパス係数.78で「学校生活満足度」に強い因果的影響力を有することが明らかになったことから,本仮説は証明された.特に,仮説における「生きる力」は,「学校生活満足度」の「各教科等(.86)」と「特別活動(.83)」に強い因果的影響力を及ぼす構造であることが明らかになった.

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