勧誘場面における断りのコミュニケーションに見られる代案について ―日本人女子学生とインドネシア人女子留学生の比較―

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  • カンユウ バメン ニ オケル コトワリ ノ コミュニケーション ニ ミラレル ダイアン ニ ツイテ ニホンジン ジョシ ガクセイ ト インドネシアジン ジョシ ガクセイ ノ ヒカク
  • Statement of alternative to refusals in invitation situations : A Comparative study between Japanese and Indonesian female students

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Departmental Bulletin Paper

断りのコミュニケーションの中で、人間関係を修復するために使用されるストラテジーとして代案が挙げられる。本研究では、日本人女子学生( JNS)とインドネシア人女子学生( INS)の勧誘場面の断りにおける代案の中でも、「直接代案提示」、「代案伺い」、「条件提示」、「将来の約束」の4つのストラテジーに着目し、断り手と勧誘者の代案使用の特徴について明らかにすることを目的とする。その結果、 JNSの断り手には、「代案伺い」や「条件提示」など勧誘者に最終的な決定権を委ねるストラテジーの使用が見られ、勧誘者には、「将来の約束」でもって、具体的な約束をせずに、互いのフェイスを保つことを優先する会話例が見られた。一方 INSの断り手と勧誘者には「直接代案提示」をすることで、互いに調整しながら具体的な代案を決めて話を進めていく会話例が見られた。

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