新出資料「徒然草淡彩色紙」(全二十九葉)の紹介と研究
書誌事項
- タイトル別名
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- A Study of the Light-coloured Shikishi of Tsurezuregusa (Essays in Idleness)
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説明
近世に入って徒然草が一般に広く読まれるようになると、絵画にも描かれるようになった。徒然草の絵画作品(「徒然絵」)には、挿絵・絵巻・屏風・画帖・色紙などさまざまな形態がある。本稿は、従来その存在が知られていなかった徒然草の淡彩色紙二十九葉(笛吹川芸術文庫所蔵)を紹介し、それぞれの色紙が徒然草のどの章段を描いているのかを特定するとともに、他の徒然絵と比較することによって、構図や描写の特徴を考察する。それによって、この新出の淡彩色紙の独自性や、他の徒然絵との影響関係を明らかにしたい。徒然絵を通して、文学作品としての徒然草にも新たな角度から光を当てることが可能となる。
収録刊行物
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- 放送大学研究年報
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放送大学研究年報 24 118(11)-102(27), 2007-03-31
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050001337747287680
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- NII論文ID
- 120005365740
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- NII書誌ID
- AN10019636
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- ISSN
- 09114505
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles