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組織的植民によるポーパリズムの救済と防止のために提案された国民協会の諸原則と諸目的の声明
Bibliographic Information
- Other Title
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- ソシキテキ ショクミン ニヨル ポーパリズム ノ キュウサイ ト ボウシ ノ タメニ テイアン サレタ コクミンキョウカイ ノ ショゲンソク ト ショモクテキ ノ セイメイ
- A Statement of the Principles and Objects of a Proposed National Society, for the Cure and Prevention of Pauperism, by Means of Systematic Colonization
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Description
英国のポーパリズムを救済・防止するためには,ポーパーの若いカップルを植民地に大量に移住させればよい。そうすれば,本国の「過剰人口」は解消されるが,それには移住するポーパーが,植民地では裕福な労働者になる展望がなければならない。そしてそれには,これまでのように,荒蕪地を所有する国家が,野放図に移住者に荒蕪地を下付し,かれらを分散させてしまうのではなく,国家が荒蕪地に例外なく一定の価格を設定して,人口の集中を確保し,とくにポーパーの土地取得を制限して,かれらに雇用労働を余儀なくさせる必要がある。そうすれば,分業に必要な雇用労働は確保され,植民地の蓄積と発展が保障される。このように,荒蕪地の売却代金をもっぱら若いカップルの渡航費用化することによって,また,それを梃子とする植民地の発展そのものを基盤として,植民は,本国に負担をかけないどころか,「植民を植民によって支払う」ことを可能にする。
Journal
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- 経済系 : 関東学院大学経済学会研究論集
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経済系 : 関東学院大学経済学会研究論集 238 184-212, 2009-01
関東学院大学経済研究所
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1050001337810361600
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- NII Book ID
- AN00302437
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- ISSN
- 02870924
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- Text Lang
- ja
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- Article Type
- departmental bulletin paper
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- Data Source
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- IRDB