水稲糯新品種「もち美人」の育成

書誌事項

タイトル別名
  • スイトウモチゴメシンヒンシュ モチ ビジン ノ イクセイ
公開日
2005-03
資源種別
journal article
公開者
岩手県農業研究センター

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説明

「もち美人」は旧岩手県立農業試験場県南分場(江刺市、以下育成地、1997年岩手県農業研究センター農産部銘柄米開発研究室に改組、2001年3月廃止)において、「新潟糯31号」(後の「わたぼうし」)を母とし「中部糯80号」を父として交配を行い、その後代から選抜育成された品種である。奨励品種決定調査、加工適性試験などにおいて糯品種として有望と判断され、2002年2月に岩手県の奨励品種として採用された。「もち美人」は、熟期は「ヒメノモチ」よりやや遅く、「こがねもち」より早く、「ヒメノモチ」および「こがねもち」よりやや短稈で草形は偏穂重型である。まれに極短い芒を生じ、芒とふ先色は褐色である。玄米の外観品質は「ヒメノモチ」並で、餅の食味は「ヒメノモチ」並の“上下””である。切り餅のライン生産における加工適性は、杵頭やカッターの刃への付着が少なく「こがねもち」並に優れる。「もち美人」の栽培適応地帯は岩手県の矢巾町・紫波町以南、北上川流域の標高250m以下の地帯で、「ヒメノモチ」との作期分散による安定良質生産を目的に、「ヒメノモチ」作付け地帯の約3分の1に当たる1000haを当面の普及見込み面積とする。

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