新品種キンカン「宮崎夢丸」及び「宮崎王丸」の収穫時期別成分変化

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タイトル別名
  • Ingredient change for every harvest time of new kumquat 'Miyazaki Yumemaru' and 'Miyazaki Oumaru'

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説明

当県の特産カンキツであるキンカンについて,県総合農業試験場で新たに品種登録された「宮崎夢丸」「宮崎王丸」について収穫時期ごとの成分変化について調査した。その結果,夢丸は種子がほとんど含まれておらず,糖度が高く酸度が低い傾向がみられた。また,フラボノイドや食物繊維といった機能性成分が王丸やネイハキンカン(ニンポウキンカン)より有意に多く含まれていた。王丸は,大玉傾向で,ネイハよりも糖度が高いが酸度は低く,種子は同程度含まれており,分析した成分においては,夢丸とネイハの中間的な性質だった。加工適性を考慮すると,夢丸は種子が少ないことから,加工時の作業労働時間の軽減が図られ,生食用はもちろん加工原料として多様な活用が期待できると考えられた。

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