3 角膜バーツ移植と再生医療 (シンポジウム 眼科治療の最前線:より高い視覚的QOLの維持を目指して, 第711回新潟医学会)

書誌事項

タイトル別名
  • Lamellar Corneal Surgery and Regenerative Medicine foe Ocular Surface Disease

この論文をさがす

抄録

角膜移植は,全層角膜移植に始まり長い歴史を持つ. しかしその術中合併症や術後の拒絶反応発症率の高さ, 角膜内皮細胞の減少,角膜の脆弱性など多くの問題がある.そこで可能な限り必要な部分のみを移植するという角膜パーツ移植の概念が出現した.表層角膜移植術, 角膜輪部移植術,角膜内皮移植術など,現在行われている角膜パーツ移植術について解説する.また再生医療は,アロ移植の免疫学的問題や提供組織の不足の問題を根本的に解決する.角膜分野における再生医療として培養角膜上皮シートを用いた移植手術が実用化している.今後このような角膜再生医療の開発と構築が期待される.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ