独立成分分析を利用した不等間隔リニアアレーのためのブラインドアレー校正手法(無線システム,<特集>高速無線通信を支えるアンテナ・伝搬技術論文)

書誌事項

タイトル別名
  • ドクリツ セイブン ブンセキ オ リヨウシタ フトウ カンカク リニア アレー ノ タメノ ブラインド アレー コウセイ シュホウ
  • Blind Array Calibration Technique for Non-uniform Linear Array by Using ICA

この論文をさがす

抄録

アレーアンテナを用いた高分解能到来方向推定法として,相関行列の固有値展開に基づくMUSIC法などの応用が活発に研究されている.実際のアレーアンテナにおいて,高い波源分解能特性を実現するためには,アレーの素子間相互結合の校正が不可欠となる.本論文では,実際のアレー環境で素子間相互結合の校正を行うことを目標とし,到来方向が未知の複数の到来波からなる観測データを用いたアレー校正手法を提案する.本提案手法は不等間隔アレーなどの任意のアレー形状に適用可能である.提案手法では独立成分分析を用いることで観測データを各到来波成分ごとに分離し,これらの分離信号を校正用参照データとし,反復計算によりアレー校正行列を推定している.本論文では,シミュレーションと実験によってその有効性を検証している.

収録刊行物

被引用文献 (4)*注記

もっと見る

参考文献 (16)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ