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有部から瑜伽行派に至る異熟(vipaka)の変遷

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  • ユウブ カラ ユガコウハ ニ イタル イジュク(vipaka)ノ ヘンセン
  • The Transition of vipaka from Sarvastivadin of Yogacara

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Abstract

異熟(vipaka)は、有部経量部 瑜伽行派のいずれにおいても語られる概念である。有部においては六因の一つに異熟因(vipaka-hetu)があり、経量部においては因から果が生じる際の「相続の特殊な変化(samtati-parinama-visesa)」による異熟が説かれ、瑜伽行派においてはアーラヤ識と現行識の間に生じる双方向の変化が異熟と呼ばれる。その変遷は、有部では諸々の因の一つに過ぎなかった異熟という概念が、経量部ではあらゆる因果を媒介する変化の過程とみなされるようになり、さらに瑜伽行派による唯識思想ではアーラヤ識の導入によって因から果への異熟が一方向から双方向へと展開していく、というものである。本稿では、各部派における異熟の意味をテキストに基づいて考察しつつ、こうした因果論の変遷についても明らかにしてみたい。

vipaka

samtati-parinama-visesa

異熟

アーラヤ識

identifier:DB004300007842

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