On Evidential Past Tense Form : Predicative Structures of Nakada Dialect

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Other Title
  • 体験的過去をめぐって : 宮城県登米郡中田町方言の述語構造
  • タイケンテキ カコ ヲ メグッテ ミヤギケン トメ グン ナカダ チョウ ホウゲン ノ ジュツゴ コウゾウ

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Description

宮城県登米郡中田町の方言には2つの過去形があり、両者は、発話主体の体験性を明示するか否かというムード対立を形成している.このような2つの過去形におけるムード対立は、動詞述語、形容詞述語、名詞述語のすべてにある。また、否定形、丁寧体、モーダルな複合述語にも一貫してある。本稿では、中田方言の述語の包括的なパラダイムを提示する。同時に、体験的過去の意味。機能に焦点をあてながら、アスペクト。テンス。ムード体系全体を視野に入れて、その体系の中で相互作用しあう要素という観点から、個々の文法形式のもつ意味。機能を記述することが重要であることを述べる。

Journal

  • Handai nihongo kenkyu

    Handai nihongo kenkyu 17 1-25, 2005-02

    大阪大学大学院文学研究科日本語学講座

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