シラカンバ花粉症初期療法におけるプランルカストの有用性
Search this article
Abstract
type:text
雑誌掲載版 森合重誉 長門利純 吉崎智貴 高原幹 片田彰博 林達哉 原渕保明
シラカンバ花粉症に対するプランルカストの初期療法の有用性を検討した。プランルカスト投与125例を対象とした。初期療法群60例、飛散期治療群65例であった。くしゃみ発作、鼻汁、鼻閉の3症状とも.初期療法群は飛散期治療群と比較して、飛散ピーク期のスコアは有意に低かった。また、日常生活の支障度に関しても同様であった。鼻炎の3大症状である水っぱな、くしゃみ、鼻づまりのスコアは、初期療法群では、飛散期治療群と比較して、飛散ピーク期および飛散ピーク後のスコアが有意に低値を示した。また、鼻のかゆみ、日のかゆみ、涙目のスコアに関しても、初期療法群は飛散期治療群と比較して飛散ピーク期では3症状とも、飛散ピーク後では涙目のみ有意に低値を示した。日常生活、戸外活動社会生活、睡眠身体機能精神生活の6ドメインとも、初期療法群では、飛散期治療群と比較して、飛散ピーク期および飛散ピーク後のスコアが有意に低値を示した。
Journal
-
- 新薬と臨床
-
新薬と臨床 61 (2), 254-263, 2012-02
- Tweet
Details
-
- CRID
- 1050282812387392512
-
- NII Article ID
- 120004814161
-
- ISSN
- 05598672
-
- Text Lang
- ja
-
- Article Type
- journal article
-
- Data Source
-
- IRDB
- CiNii Articles