看護学生が認知する術後観察場面での看護師の関わり

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タイトル別名
  • カンゴ ガクセイ ガ ニンチ スル ジュツゴ カンサツ バメン デ ノ カンゴシ ノ カカワリ
  • Nursing Students’ Learning from Involvement with Nurses When Monitoring Postoperative Patients

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抄録

type:Article

本研究の目的は、学生が手術後の患者の観察を行う場面で、看護師の関わりをどのように認知している のかを明らかにし、学習環境調整に向けた示唆を得ることである。成人看護学実習において、看護師と共 に手術後の患者の観察を行った学生20名に、半構造化面接を行い、質的統合法(KJ法)を用いて分析した。  その結果、学生が認知する術後観察場面での看護師の関わりは、【看護師の観察技術が模範となる】、 【看護師の見守りと誘導で安心できる】、【看護師の質問や指導により学びが充実する】、【自分からの働き かけが看護師の指導を引き出す】、【看護師が求めるレベルと自分に差がある】、【看護師から十分な指導 を得られない】の6つが抽出された。  結果より、成人看護学実習における学習環境調整に向けた示唆が得られた。教員は看護師に、学生の レディネスと到達目標を伝え指導内容を調整する。また看護師が学生に質問や指導を行い、学生の学習 が促進されるよう、教員は調整を行う。そして教員は学生に対し、自らの意思や判断を臆せず看護師に 伝えるよう励ますことも必要である。

identifier:http://reposit.sun.ac.jp/dspace/handle/10561/1260

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