ロボット教育を通した創造力の育成に関する考察(第3報)-WRO2014 国際大会での優勝-

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タイトル別名
  • ロボット キョウイク オ トオシタ ソウゾウリョク ノ イクセイ ニ カンスル コウサツ(ダイ3ポウ)WRO2014 コクサイ タイカイ デ ノ ユウショウ
  • Consideration about Training of the Creativity by Robot Education Ⅲ– Victory in World Robot Olympiad 2014 –

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抄録

教育現場においては、これからの21世紀社会を支えるために、グローバル人材の育成が推し進められており、幅広い知識や柔軟な思考力、豊かな創造力や優れた人間性を兼ね備えた人材の育成が求められている。奈良教育大学附属中学校の科学部はロボット教育を中心として部活動を行っており、世界規模で行われているロボットコンテストであるWRO(World Robot Olympiad)に毎年参加している。2014年の成績は、設定されたミッションを遂行するレギュラーカテゴリーのプレゼン部門において全国大会で優秀賞を獲得した。また、設定課題「ROBOTS and SPACE」に沿ってロボットを設計し、開発意図、機能、機構や安定性をプレゼンテーションするオープンカテゴリーで日本代表に選抜され、ロシアで行われた国際大会に出場し優勝した。国際大会のオープンカテゴリーで優勝したのは日本初の快挙であった。本校科学部でのロボット教育は、ロボット開発だけでなく、様々な研究活動やそのプレゼンテーションの学習等、幅広い学習を大切にしている。また、大学生と連携した英語でのプレゼンテーショントレーニングにおいては、学びを受けた中学生と教授した大学生の双方が学び合うことで、高い教育的効果があった。本論文では、ロボットコンテスト国際大会で優勝する過程および大会で得られた子どもや大学生の成長について報告する。

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