双方向型授業の取り組みにおける成果と課題 : 「橋本メソッド」の実践を通して

書誌事項

タイトル別名
  • Achievements and Problems of Interactive teaching approach : Throughout practice of Hashimoto Method
  • ソウホウコウガタ ジュギョウ ノ トリクミ ニオケル セイカ ト カダイ : ハシモト メソッド ノ ジッセン オ トオシテ

この論文をさがす

抄録

近年、我が国の大学の授業において、双方向型授業、学生参加型授業、協同学習、問題解決型学習などのアクティブ・ラーニングと呼ばれる学習形態が注目を集めるようになってきた。本稿では、大人数双方向型授業「橋本メソッド」という授業方法を参考にして、双方向型授業を実践した取り組みにおいて、授業を受講した学生の声から伺える本取り組みの成果と今後の課題について報告する。本報告で取り上げる授業は、徳島大学で2010年度後期に実施された共通教育科目「情報メディアと教育」で、134名の学生が受講する大人数授業である。本取り組みでは、授業を受講している学生に対し、この授業に対する学生自身の取り組み方、授業外学習、授業の改善点に関するアンケートを実施した。さらに、授業の中で本取り組みの改善点について議論する時間を設けた。これらのデータを分析することで、授業外学習の促進、あるいは学生の積極性、プレゼンテーションカの向上に一定の効果があることがわかった。一方で、遅刻・欠席者の数が多いといった改善点もいくつか明らかになった。

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ