国語科の研究(各教科等の研究)

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抄録

国語科では、「主体的な言葉の使い手として、豊かな言語生活を築くという認識を創りあげる子ども」を目指す。「「主体的な言葉の使い手」とは、「既有の認識に沿った言語活動を行うことにとどまらず、新たな見方や考え方に気づきながら言語活動を行う学習者」である。この姿に迫るために、読むことの指導では、「読み浸るための活動」と「自力読みの視点」の習得・活用に着目した。作品の世界に浸ることを大切にしながら、共通教材等を用いた「自力読みの視点」の習得・活用をしていく。書くことの指導では、「妥当性検討の視点」と「見直し深める視点」から自分の文章表現を見直し高める学びに着目した。相手や目的に応じた表現になっているかどうか検討したり、表現対象を異なる視点から見つめ直したりすることで、述べ方や内容を修正していく。子どもたちが主体的な言葉の使い手となるための視点を、仲間と交流する中で獲得しながら、理解し、表現する力を高めていく姿を明らかにした。

収録刊行物

  • 創造的な知性を培う

    創造的な知性を培う 第2次研究(第1年次) 21-38, 2007-10

    新潟大学教育人間科学部附属長岡小学校

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