家族社会学における夫婦の勢力研究の原点 : グループ・ダイナミックスの観点に基づくハーブストとウォルフの研究に着目して

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タイトル別名
  • カゾク シャカイガク ニ オケル フウフ ノ セイリョク ケンキュウ ノ ゲンテン : グループ ・ ダイナミックス ノ カンテン ニ モトズク ハーブスト ト ウォルフ ノ ケンキュウ ニ チャクモク シテ
  • The Pioneer Studies of Marital Power in Family Sociology : Herbst's and Wolfe's Studies Based upon Group Dynamics

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抄録

本稿では、これまで家族社会学における夫婦の勢力研究として、最も古典的、研究の原点とされてきた1960年に発表されたブラッドとウォルフの調査研究について、その研究の原点が社会心理学のグループ・ダイナミックスの観点に基づく、ハーブスト及びウォルフの研究にあること、さらには、理論的観点として、レヴィンの「場理論」に依拠していることを確認する。そして、これまでブラッドとウォルフの夫婦の勢力研究を巡り提示されてきた未解決である批判点、課題について、ハーブスト及びウォルフの研究を再考する作業を通じて、その解決の糸口を探り、今後の家族社会学における夫婦の勢力研究の展開に寄与することを目指す。

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