A Case of Intra-Abdominal Desmoid Tumor resected by Laparoscopic Surgery

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Other Title
  • 腹腔鏡補助下に切除し得た腹腔内デスモイド腫瘍の1例
  • フククウキョウ ホジョ カ ニ セツジョ シエタ フクコウ ナイ デスモイド シュヨウ ノ 1レイ

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症例は25歳の女性で,第1子出産4カ月後に左上腹部の腫瘤を指摘され,当院を紹介受診した.胃,横行結腸,膵臓に接する径7cm大の充実性腫瘍を認めた.GIST,デスモイド腫瘍,平滑筋腫,神経鞘腫等を鑑別診断として疑い,手術を行った.腹腔鏡補助下に胃,結腸,膵臓の合併切除を施行し,腫瘤を摘出した.摘出標本にて80×75×75mmの境界明瞭,黄白色充実性の腫瘤を認めた.組織学的には紡錘形細胞が錯綜して増殖しているのが認められた.c-Kit,CD34,SMA,S100,desminの免疫染色は陰性であり,デスモイド腫瘍と診断した.術後1年の時点で挙児希望があり,その後術後1年2カ月時点で第2子妊娠となった.妊娠中は2カ月毎に腹部超音波検査でフォローアップしたが,明らかな再発なく無事に出産に至った.現在術後3年2カ月経過したが再発は認めていない.本邦報告例の集計と併せて報告する.

Journal

  • Mie-Igaku

    Mie-Igaku 64 (1-4), 21-25, 2021-03-25

    三重大学医学部

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