特別支援教育における学生ボランティアの活用の試み

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タイトル別名
  • Attempt of Student Volunteers in the Special Needs Education
  • トクベツ シエン キョウイク ニオケル ガクセイ ボランティア ノ カツヨウ ノ ココロミ

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抄録

障害を持つ児童生徒への教育は特別支援教育に移行し,学習障害, ADHD,高機能自閉症(広汎 性発達障害)などの新しい障害領域が加えられた。制度的にはこのような変化があるが,学校現場の支 援体制は物的環境,人的環境において整っていない。大学が県・市の教育委員会と連携し,大学生を学 習支援ボランティアとして小中学校に派遣し,教員の補助的役割を担うことは,特別支援教育にとって どのような影響があるかを報告することを目的とした。県・市の教育委員会から各10名程度の大学生 の募集があったので, 3・4年生を対象として募集した。募集に応じた学生は事前オリエンテーション を各教育委員会から受け,小中学校に4時間/1日,派遣された。派遣校教員と学生ボランティアへの 面接,質問紙調査から「教室に支援の手と目が増えた(学習支援ボランティアがいることで子どもをみ てくれる人が増え,支援してくれる人が増えた)」, 「子どもの反応から対応を考えるカがついた」など の評価が得られた。

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