美術作品を通した学習の可能性 : 共通教育日本語「日本人への提言」を通して

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  • ビジュツ サクヒン オ トオシタ ガクシュウ ノ カノウセイ : キョウツウ キョウイク ニホンゴ ニホンジン エノ テイゲン オ トオシテ

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抄録

2008年より徳島県立近代美術館と徳島大学国際センターは、美術館と大学という二つの空間を舞台に連携及び協力し、双方がねらいとする「学び」の実践を試みている。美術館は社会教育機関として地域の文化振興を使命にすえ、収集保存・調査研究・展示・教育の事業を行っている。一方国際センターは大学の組織として、日本語教育と学内外の異文化理解への働きかけ、さらには地域の国際化を進める役割を担っている。2010年度は、日本語の授業の中で「留学生が日本語で美術作品を日本人に語る」というタスク活動を行った。本稿はこの活動を日本語教育と美術鑑賞教育の二つの視点で捉え直し、互いが目指す教育とは何か、また連携によってそれが実現しうるのかを考察する。

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