野菜類の脂質成分に関する研究(第21報) : トウガラシ果実の脂質について

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タイトル別名
  • A Study of Vegetable Lipids (Part 21) : Lipids of Capsicum Annuum L.

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トウガラシ果実の辛味成分に関する研究は多く,辛味成分であるカプサイシンの化学構造についてNELSONやCROMBIEらの報告があり,N-(4-Hydroxy-3-methoxybenzyl)-8-methyl-non-6-enamideとしている。小管らは本邦産のトウガラシの代表的品種であるタカノツメおよびヤッフサの果実からカプサイシンを分離し,ペーパークロマトグラフィーから辛味成分Ⅰ,Ⅱを分離した。のちに辛味成分はNELSONやCROMBIEらによって報告されたものと一致し,辛味成分ⅡはⅠの側鎖二重結合が飽和されたものに相当するとしている。さらにトウガラシの辛味成分はカプサイシンを主成分にその近縁化合物であるジハイドロカプサイシン,ノルジハイドロカプサイシン,ホモジハイドロカプサイシン,ホモハイドロカプサイシンの混合物であると推定されている。カプサイシンの定量法について森らの報告があり,またカプサイシン系のガスクロマトグラフィー分析などがある。 著者はトウガラシ果実のカプサイシンやカロチノィド以外の脂質成分について,今回調査したので報告する。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1050564287980476416
  • NII論文ID
    110001178295
  • NII書誌ID
    AN00221925
  • ISSN
    03855309
  • Web Site
    http://id.nii.ac.jp/1351/00004055/
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    departmental bulletin paper
  • データソース種別
    • IRDB
    • CiNii Articles

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