東京湾の小型底びき網のあなご網操業におけるマコガレイ小型魚の混獲実態

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タイトル別名
  • トウキョウワン ノ コガタ ソコビキアミ ノ ア ナ ゴアミ ソウギョウ ニ オケル マコガレイ コガタギョ ノ コンカクジッタイ

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説明

1)マコガレイ小型魚の混獲の減少及び漁労作業の効率化を図るために、あなご網の混穫物の概要とあなご網によるマコガレイ小型魚の混穫実態を調べた。2)あなご網では、混穫物の重量割合はほぼ常に70%以上を占めており、特に夏季に重量とその割合が高くなった。3)あなご網では、大型の生物(クラゲ類、ヒトデ類、サメ類)と小型の生物(サメを除く魚類、甲殻類)がともに多く混穫された。4)あなご網により、全長150mm未満のマコガレイ小型魚が多く混穫された。特に5-7月に混穫尾数が多かった。また、あなご網による年間の混穫尾数は約30万尾(幅23-52万尾)であった。5)混穫されるマコガレイの小型魚は、全長90-130mmが主体であった。6)マコガレイ小型魚の保護及び漁労作業の効率化を図るために、小型魚の混穫と混穫物の減少を図る漁具の開発と使用が今後必要になると考えられた。

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