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2008年に道南地方で発生した大豆新品種「タマフクラ」の出芽不良(1) : 発生実態および症状

Abstract

極大粒の黄大豆新品種「タマフクラ」は、2007年に北海道の優良品種に認定された。一般栽培が開始された2008年、栽培適地である道南地方の「タマフクラ」作付け圃場で出芽不良が広域に発生した。渡島地方では、函館市や八雲町で出芽率30~50%と低かったが、知内町では80%以上と高かった。檜山地方では厚沢部町および今金町の一部圃場で出芽不良が発生したが、その他の圃場では出芽は良好であった。出芽不良個体の症状として、出芽の不斉一および遅延が多くの圃場で確認された。このほか、地域によって出芽時の根の異常、子葉または初生葉の脱落、チアメトキサム剤の子葉への固着による変形、胚軸の地際部の褐変などの症状がみられた。また出芽が良好な圃場でも、子葉中央部が黒変・腐敗する症状が確認された。実態調査の結果、出芽不良に関わる要因として、「タマフクラ」の発芽特性、気温(地温)、土性、土壌水分(降雨)、病害虫防除のための種子処理剤の影響などが複合的に関与している可能性が推測された。

Journal

  • 北農

    北農 78 (3), 272-279, 2011-07

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