分岐パターン解析による腹部動脈および肝門脈系に対する解剖学的名称の自動対応付け

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タイトル別名
  • ブンキ パターン カイセキ ニ ヨル フクブ ドウミャク オヨビ カン モンミャクケイ ニ タイスル カイボウガクテキ メイショウ ノ ジドウ タイオウ ズケ
  • Automated anatomical labeling of abdominal arteries and hepatic portal system by analyzing branching pattern

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抄録

腹部血管は複雑な分岐構造を有するため,安全な外科手術を行う上でその構造把握は重要である.そこで,本稿では腹部動脈および肝門脈系の分岐構造を解析する手法を提案する.血管は木構造として表現され,機械学習を用いた手法によりそれぞれの枝が各血管である尤度を算出する.血管のとりうる分岐パターンはグラフとして表現され,そのグラフの各辺は尤度を基に重み付けられる.このグラフの全域木は1つの分岐パターンを表現しており,重みを最大化するものを求めることにより分岐パターンの判定を行うことができる.求めた分岐パターンを基に木構造の各枝に解剖学的名称を対応付ける.腹部CT像50例で実験を行ったところ,80.8%の分岐パターンを正しく判定できた.

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