音楽科の研究(各教科等の研究)

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抄録

本研究では「楽曲にリズムや旋律を重ねることで、表現がより豊かになるという認識を創りあげる子ども」を目指していく。そのために、歌詞のある楽曲を取りあげ、その学年で身につけさせたい音楽を特徴づけている諸要素を軸に、つくって表現する活動に着目した。歌詞からイメージしたことをもとに、歌唱表現を練り上げ、さらに願う表現に高めようと音楽を特徴づけている諸要素を取りあげて、リズムを重ねたり、旋律を重ねたりしながら「つくって重ねる」活動を展開していく。この活動を通して、自分の表現に生かしていく音楽を特徴づけている諸要素を更新し、それを手がかりに表現が再構成されることで、願った表現へと高まっていく姿を明らかにした。

収録刊行物

  • 創造的な知性を培う

    創造的な知性を培う 第2次研究(第1年次) 77-84, 2007-10

    新潟大学教育人間科学部附属長岡小学校

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