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『安楽集』と迦才の『浄土論』の比較研究 : 特に二書に見られる仏身、仏土観を中心として

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  • アンラクシュウ ト カサイ ノ ジョウドロン ノ ヒカク ケンキュウ トクニ 2ショ ニ ミラレル ブッシン ブツドカン オ チュウシン ト シテ

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唐初、河北并州太原を中心に、阿弥陀仏の他力信仰を一般民衆に勧めた、道悼の『安楽集』に見られる浄土教を、本書と関連深い迦才の『浄土論』のそれと比較検討することにより、のもつ性格の異なりを明らかにすることにある。道綽を敬慕する迦才が『安楽集』の文義、章品を整え、後世に便利を与えようとの目的で著された『浄土論』ではあるが、結果的には道綽の浄土教に反することも多く見られることになる。これは迦才が長安の弘法寺という仏教学の盛んな、水準の高い環境にあったことと、当時先端の摂論宗の影響を色濃く受けていたものといえる。特に、『浄土論』の第一、浄土の体性。第二、往生人。第三、往生因などは煩瑣になり観念的なものになっている。道綽に見られる純粋な阿弥陀仏に対する信仰。浄土を讃歎して止まない敬虔な心情は姿を消している。しかし、端々には道綽の浄土欣求の片鱗がみられることも事実である。そのことは特に、第八、教興の時節において顕著である。

道綽・迦才・浄土教・仏身仏土

identifier:BO008600003745

Journal

  • 文学部論集

    文学部論集 86 15-26, 2002-03-01

    佛教大学文学部

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