京丹後市と舞鶴市の海浜に生息する有剣ハチ類の記録と比較 : ハマボウフウとトウテイランの送粉者に注目して

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タイトル別名
  • キョウタンゴシ ト マイズルシ ノ カイヒン ニ セイソク スル ユウケン ハチルイ ノ キロク ト ヒカク : ハマボウフウ ト トウテイラン ノ ソウフンシャ ニ チュウモク シテ

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説明

京都府の京丹後市平と舞鶴市西神崎の海浜部において,2015年と2016年に有剣ハチ類の採集調査を行った。確認した32種のうち,ヨイヤミコハナバチ,ムナゲメンハナバチ,およびシロモンムカシハナヤドリバチの合計3種が京都府初記録であった。京都府準絶滅危惧種であるアオスジクモバチが平と西神崎のいずれでも採集された。また,2016年には京丹後市琴引浜の自生トウテイランにおいて5種13個体の訪花を確認したが,複数個体の訪花が確認されたのはオオモンツチバチ(4個体)とシモフリチビコハナバチ(6個体)の2種の海浜性種のみであったことから,これらが有力な送粉者と推察された。トウテイラン訪花種の1種,イワタチビツヤハナバチを琴引浜産として初記録した。

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