グローバル化時代に即した環境教育プログラム開発を目的とした体験型異文化交流

書誌事項

タイトル別名
  • Interactive cross-cultural exchange activities aimed at developing an educational program for sustainable development in a globalizing world
  • グローバルカ ジダイ ニ ソクシタ カンキョウ キョウイク プログラム カイハツ オ モクテキ トシタ タイケンガタ イブンカ コウリュウ

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抄録

グルーバル化する社会の中で、持続可能な社会を構築するための取組が課題となってきている。異文化交流は、このような人類に課せられた共通の課題を共に考える機会としての役割がある。今回の活動は、このように異文化交流を発展させ、国際共同プロジェクトとして新しい教育プログラムを構築する取組の一環として企画された。日本とモンゴルは、地理的にも近い関係にあるが、実際に大学間の教育に関する交流はそれほどなされていないようである。昨年度、モンゴルからの留学生との自主学習会から始まった交流が、インターネットを用いたビデオ会議システムを用いて、学生と社会人から構成 される徳島大学の自主学習グループとモンゴル国ウランバートル市にあるモンゴルビジネス大学の日本語の授業を結ぶ交流へと発展した。さらに現地の大学生に対する日本語学習の補助というボランティア活動を通じて直接交流する機会をもつことや、学生同士が交流会を開いてお互いの課題を話し合うことを実現してきた。 これらの交流により、それぞれの国が抱える社会問題や国を越えて見えてくる課題などについて、考える新しい視点を得ることができた。今後、様々な形で学生の交流などを行いながら、グローバルな思考や行動力を養うことを通じて、自らのアイデンティティを回復し、持続可能な社会を構築する人材を育成する体験型教育プログラム開発を行っていく予定である。

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