大学教育改革と教養教育 : 地域社会人活用による知の循環型社会構築に向けて

書誌事項

タイトル別名
  • Reformation of University Education and General Education : Innovation of Novel System of Circulation of Knowledge by Recruitment of Volunteers from the Local Community
  • ダイガク キョウイク カイカク ト キョウヨウ キョウイク : チイキ シャカイジン カツヨウ ニヨル チ ノ ジュンカンガタ シャカイ コウチク ニ ムケテ

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抄録

地域に知の循環型社会を構築することが、少子高齢化の時代を迎えた今日の重要な課題とされている。徳島大学全学共通教育では、今年度から社会性形成科目群を新設した。また、徳島市周辺に在住している地域の社会人の中から、大学教育に造詣の深い方々を大学教育ボランティア(全学共通教育公開授業受講生)として募集し、社会性形成科目群の共創型学習の幾つかの授業に参加していただいた。これらの授業の中で、社会人の参画により、学生のコミュニケーションが円滑に図られる効果があることが明らかになった。また、地域社会人は教員とは異なった視点から意見を述べることが出来るために、新たな視点から授業の展開が出来ることがわかった。学士課程構築を迫られる大学教育の中で、教養科目も変革を迫られている。本稿では、地域社会人が大学教育に関わることの意義と、地域社会人が教養教育を中心とした大学教育改革において、どのような形で貢献しうるのかについて考察する。

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