ネギ萎ちょう病の発生実態と防除

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  • ネギ イチョウビョウ ノ ハッセイ ジッタイ ト ボウジョ

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1980年に千葉県の秋冬ネギの主要産地である茂原市及び成東町でネギ萎ちょう病の発生実態調査を行ったところ,ベンレート水和剤による苗の浸漬を行っていた成東町は無防除の茂原市に比べて発生が少なかった。また,非連作圃場,土壌のpH(H2O)が6.5~7.4の範囲にあるpH値の比較的高い圃場で発生が少ない傾向がみられた。品種では金長は最も本病に弱く,元蔵,永吉,東京冬黒がこれに次いだ。冬昇,吉蔵,一文字黒昇での発病は少なかった。薬剤による苗床の土壌消毒効果は劣ったが,ベンレート水和剤又はトップジンM水和剤による苗消毒効果は高かった。非病原性Fusarium oxysporumによる交さ防御はポット試験では認められたが,圃場では認められなかった。

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