地下水位制御システムの維持管理方法について

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タイトル別名
  • A method for the maintenance of farm-oriented enhancing aquatic system
  • チカ スイイ セイギョ システム ノ イジ カンリ ホウホウ ニ ツイテ

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説明

山口県内の地下水位制御システムを導入した集落営農法人の代表者や水管理担当者に対するアンケート調査から、改善要望の高い課題を解決するための維持管理方法を検討した。FOEASを活用する上で改善要望の高い課題は、「FOEAS機能の維持」で、継続的に機能発揮する技術であった。モミガラに比べ竹炭は、疎水材として耐久性が高く、FOEAS機能の維持に有効である。簡易な補助孔再生作業は、FOEAS機能を回復し、土壌の水分状態を安定的に保つことができる。パイプ内の洗浄作業は、堆積土砂を軽減できる。しかし、洗浄口用ガイド管は、幹線・支線パイプ方向のみでなく、接続パイプ方向にも設置する必要がある。FOEASの維持管理方法として、1. 疎水材は耐久性が高く、営農に支障のないものを使用する、2. 補助孔再生作業を定期的に行う、3. 地中パイプを定期的に洗浄する、ことが挙げられる。

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