ウズベキスタンのマハッラ : 社会自治組織としての発展の歴史
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- ウズベキスタン ノ マハッラ : シャカイ ジチ ソシキ ト シテ ノ ハッテン ノ レキシ
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Abstract
「マハッラ」とは,現在のウズベキスタン共和国において,末端の行政単位として機能している地域共同体である。自治的な共同体としての歴史は古く,そこには昔ながらの親密な人々のつながりが根付いてきた。独立後の同国政府は,マハッラの人的ネットワークを,開発政策,政治活動,治安等の様々な局面において,政策的に利用する方針を打ち出してきた。マハッラは,ウズベキスタンの将来において,自律的な地域経済や地方 分権の発展の礎を担い得る存在として期待されているといえる。本稿は,この「マハッラ」が自治的共同体として発展し,独立後に政策的に活用されるに至った歴史的経緯を,歴史文献に依拠しながら振り返ることで,ウズベク民族にとっての「マハッラ」の社会的意義を論じている。
Journal
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- The annals of Research Center for Economic and Business Networks
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The annals of Research Center for Economic and Business Networks 4 147-155, 2015-03-30
北海道大学大学院経済学研究科地域経済経営ネットワーク研究センター
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Details
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- CRID
- 1050845763948232576
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- NII Article ID
- 120005582129
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- NII Book ID
- AA12573305
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- HANDLE
- 2115/58408
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- NDL BIB ID
- 026307308
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- ISSN
- 21869359
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- Text Lang
- ja
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- Article Type
- departmental bulletin paper
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- Data Source
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- IRDB
- NDL
- CiNii Articles