近年の新しい雇用機会の出現によるラオスの農山村の変化

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タイトル別名
  • Changes in Laos rural village due to the emergence of new employment opportunities in recent years -Case study of a village N in Laos-

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抄録

近年,ラオスは急速な経済成長をとげている。これまで貧困地域に分類されていた農山村では,新しい雇用機会の創出やインフラの整備により営農の変化が認められる。本調査は,農家への個別インタビューや参加型農村評価に基づいて,農山村の急速な変化を捉えることを目的とした。本調査の結果,2012年以前はほぼ全世帯が農業を生業としていたが,2018年現在は25世帯90人がバナナプランテーションで働く機会を得ている。さらに,養殖を目的に過去5年間に多くの貯水池が建設され,伝統的な米の栽培や非木材林産物(NTFPs)の収集から離れていることが示された。

収録刊行物

  • 開発学研究

    開発学研究 30 (1), 57-64, 2019-07

    藤沢 : 日本国際地域開発学会

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