レボドパ・カルビドパ配合経腸用液療法導入に対する患者・家族の思いと看護師が感じた指導上の困難

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タイトル別名
  • Patients’ and families’ feelings about treatment and patient education when starting levodopa/carbidopa intestinal gel therapy, and nurses’ difficulties when providing patient education

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目的:レポドパ・カルビドパ配合経腸用液(LCIG)療法導入指導時の患者・家族の訴えを通しての思いと,看護師が感じた指導上の困難を明らかにする。 方法:対象はLCIG 療法導入指導経験がある看護師。半構造化面接を行い,クリッペンドルフの内容分析で分析した。 結果:12名に面接を行った。全員女性で看護師経験年数の平均は9年だった。患者・家族の訴えは,5つのカテゴリーに分類され〈導入で病気が治ると思っていた〉〈症状が大幅に改善すると思っていた〉〈治療効果が感じられない〉〈治療効果が実感できた〉〈器械が重い〉だった。指導上の困難も5つのカテゴリーに分類され,〈ウエアリング・オフ現象による指導の困難さ〉〈患者には手技が難しい〉〈指導の評価ができない〉などだった。 結論:患者と家族は治癒や症状軽減を期待し,看護師はオフ時間の指導や評価の難しさを抱えていた。多職種連携の強化や定期的なカンファレンス開催が必要である。

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