領域横断的芸術表現教育での活用を想定したタブレット型コンピュータ用アプリケーション開発

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  • リョウイキ オウダンテキ ゲイジュツ ヒョウゲン キョウイク デ ノ カツヨウ オ ソウテイ シタ タブレットガタ コンピュータヨウ アプリケーション カイハツ

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筆者は自ら企画、仕様策定、デザイン開発を担当したタブレット型コンピュータ用アプリケーション『GraphicComposer』および『GraphicComposer2』をそれぞれ2013 年、2017 年にApple社「App Store」より配信してきた。これら『GraphicComposer』シリーズは、タブレット型コンピュータの画面上に図形楽譜を描き、演奏まで行えるアプリケーションである。その図形楽譜は、画面上で指を滑らせて描く「線」と、タップして描く「点」で構成され、更に、画面上に描かれたそれらの位置を指先で移動させることによって、「線」や「点」から発せられる音の高さやタイミングを自在に調整できるため、一般的な楽譜に関するリテラシーがなくとも簡単な操作で楽曲作成を行うことができる特徴を備えている。このような平易かつ直感的な操作で視覚表現と音楽表現が連動した創作活動が行えることから、本アプリケーションを活用した領域横断的芸術表現教育への期待が、特に幼児教育や特別支援教育分野より寄せられた。そこで、現職教員や教育関係者に向けて『GraphicComposer』シリーズのプレゼンテーションや、教育利用に関するインタビューを実施したところ、現状のアプリケーションに対して検討すべき課題が複数寄せられた。この課題を踏まえ(1)『GraphicComposer』シリーズの利点の継承(2)創意工夫を引き出すことができる図形楽譜の描画環境の構築(3)アプリケーション内で完結しない、デジタルと現実世界が融合した表現活動、以上3 点をコンセプトとした新アプリケーションの開発を企画し、2021 年5 月、領域横断的表現教育での活用を想定した機能やデザインを実装した図形楽譜アプリケーション『グラトーン』1 の配信を開始した。本稿では『グラトーン』のコンセプトメイクから仕様策定、それに基づいたデザイン開発の流れのうち、特に『GraphicComposer』から大きく変化した点を中心に述べる。

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