ペンに搭載された慣性センサにより得られる情報を利用したテスト採点促進システムの検討
Description
テストの採点作業が長引くと集中力低下等により作業効率が低下する.そのため,採点作業の進み具合の変化に応じた働きかけを行うことによって作業効率の向上が望まれる.例えば,作業用 BGM の選択やテンポの調整をするもの,現在の作業効率のスコアを算出し,被験者に現状の作業効率の評価を知らせるものなどである.本研究では,このようにテスト採点時の作業効率向上を実現するデジタルペンの開発を目指す.そのためには,まず採点者の作業を妨害することなく作業効率を把握する必要がある.作業効率を算出するには,答案への記入行動や用紙をめくる行動などの一連のテスト採点行動をセンシングし,目的の採点作業がどれほど行われたのかを推定することが求められる.そして,それをもとに採点者への適切な情報提示を行う必要がある.本稿では,作業効率の評価方法と採点者への2種の支援方法(視覚による支援,聴覚による支援)について述べる.
Journal
-
- 第31回マルチメディア通信と分散処理ワークショップ論文集
-
第31回マルチメディア通信と分散処理ワークショップ論文集 228-232, 2023-10-18
- Tweet
Keywords
Details 詳細情報について
-
- CRID
- 1050860842077963648
-
- Web Site
- http://id.nii.ac.jp/1001/00228426/
-
- Text Lang
- ja
-
- Article Type
- conference paper
-
- Data Source
-
- IRDB