本多静六による和歌山城址の公園設計における風致の位置づけからみた評価と公園整備

書誌事項

タイトル別名
  • Evaluation and Park Improvement Judging from Placing by Scenic Beauty in the Park Design of Wakayama Ruins of Castle by Honda Seiroku

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抄録

和歌山市は1913年から和歌山城址を公園として管理し、翌年に公園の改修を企て、本多静六にその設計を依頼した。和歌山市はその設計をもとに、1915年の和歌山市議会に予算案を提出した。この設計は、濠の埋め立てや石垣の取り壊しを含んでいたため、市議会や地元紙で、その反対意見が表面化した。市議会で公園設計を議決したため、和歌山市は和歌山県にその認可を申請した。しかし知事は風致を破壊する行為を認めなかった。その後、市議会はその部分を除いた改修工事をあらためて議決した。和歌山市はそれに基づく五箇年事業として公園整備を進めた。

収録刊行物

  • 都市計画論文集

    都市計画論文集 52 (2), 103-115, 2017-10-25

    公益社団法人 日本都市計画学会

参考文献 (1)*注記

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