転出者の故郷における地域活動支援への参加意識に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • A study on transfers' participation consciousness to regional activity support in their hometown
  • 転出者の故郷における地域活動支援への参加意識に関する研究--埼玉県秩父市中宮地町からの転出者を対象として
  • テンシュツシャ ノ コキョウ ニ オケル チイキ カツドウ シエン エ ノ サンカ イシキ ニ カンスル ケンキュウ サイタマケン チチブシ ナカミヤヂチョウ カラ ノ テンシュツシャ オ タイショウ ト シテ
  • 埼玉県秩父市中宮地町からの転出者を対象として
  • Case of transfers from Nakamiyaji-cho,Chichibu city,Saitama prefecture

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抄録

高度経済成長以降、人口の都市部流出により地方では人手不足のために祭事を始めとした地域活動の運営が困難になってきている。運営を放棄し祭事の衰退した地方は、独自性を持たない没個性的なまちとなり、まちが持ち得ていた魅力を喪失しかねない。今後の地方にとって、祭事を始めとした地域活動を維持していく為にも転出者が故郷の地域活動を支援していく体制を整える事が重要である。本研究では転出者が故郷における地域活動支援へ参加していくための指針を得ることを目的とする。本研究では以下の事が明らかになった。1)転出者の多くは転出後、時間を経て故郷への帰属意識を高めるとともに、そのような転出者は故郷の地域活動への参加意識を持つ。2)故郷の地域活動への参加意識を持つ転出者の多くは秩父夜祭において良く帰省をし、友人や地域と関わっている。3) 地域活動への参加経験者と地域活動への参加意識を持つ者との相違点は情報や知人の誘いといったきっかけの有無のみであると言える。

収録刊行物

  • 都市計画論文集

    都市計画論文集 40.3 (0), 973-978, 2005

    公益社団法人 日本都市計画学会

被引用文献 (2)*注記

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