著者名,論文名,雑誌名,ISSN,出版者名,出版日付,巻,号,ページ,URL,URL(DOI) 村上 早紀子 and 北原 啓司,これまで地域で運行されてきた公共交通においては、供給者である行政や交通事業者が、需要者である地域住民に対し、一方的にモビリティを供給してきた。今日、地域住民はじめ「新しい公共」が運行主体となって、既存の公共交通機関を維持しながらも、コミュニティバスやデマンド交通など交通サービスを展開する事例がみられる。しかも単に交通サービスを展開するのではなく、多様な「まち育て」の戦力と複合させながら、地域住民のモビリティを支えると同時に、多様なライフスタイルを創出している。そこには従来の公共交通にはみられない、供給者と需要者の協働の関係性がある。その構造を「Co交通」と定義した。「公共」という概念が多様な意味と解釈を備える今日、「新しい公共」の活躍に期待する「Co交通」の意味は大きいものである。,都市計画論文集,09160647,公益社団法人 日本都市計画学会,2014,49,3,963-968,https://cir.nii.ac.jp/crid/1390001204215736192,https://doi.org/10.11361/journalcpij.49.963