新規ミニカラム及び光誘導化HPLCによる生落花生,コーン,そば粉及びとうがらし中のアフラトキシンの迅速分析

書誌事項

タイトル別名
  • Rapid Analysis of Aflatoxins in Raw Peanuts, Corn, Buckwheat and Red Pepper by a New Mini-column Cleanup and HPLC Using Post-column Photochemical Derivatization System.
  • シンキ ミニカラム オヨビ ヒカリ ユウドウカ HPLC ニ ヨル ナマ ラッカセイ コーン ソバコ オヨビトウ ガラシ チュウ ノ アフラトキシン ノ ジンソク ブンセキ

この論文をさがす

説明

迅速かつ健康と環境に配慮したアフラトキシン分析法を,新たに作製したクリーンアップカラムと光誘導化HPLCを適用して開発した.クリーンアップカラムは市販の多機能固相抽出カラムに塩基性アルミナと酸化マグネシウムを積層して作製した.生落花生,コーン,そば粉及びとうがらし中のアフラトキシンの分析にこのミニカラムは非常に有効であった.特にコーンにおいては分析を妨害する蛍光物質が酸化マグネシウム層の最上部に強固に吸着され除くことができた.試料にアフラトキシンB1,B2,G1,G2の10,3,10,3 ng/g及び1.0,0.3,1.0,0.3 ng/gを添加したときの回収率は 80% 以上で,変動係数はとうがらしに低濃度添加したとき以外は 12% 以内であった.生落花生,コーン,そば粉での検出下限はB1,G1で0.3 ng/g,B2,G2で0.1 ng/gであった.とうがらしでの検出下限はB1,B2,G1,G2で0.5 ng/gであった.

収録刊行物

  • 食品衛生学雑誌

    食品衛生学雑誌 43 (4), 202-207, 2002

    公益社団法人 日本食品衛生学会

被引用文献 (2)*注記

もっと見る

参考文献 (34)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ